モンソレイユのぼちぼちブログ

日々の出来事をのんびり綴ります^^;

猫の悪性リンパ腫覚え書き

ペットが悪性リンパ腫を発症した飼い主さんへ少しでも参考に

なればと思い、いくつか書き起こしてみます。

 ※あくまで私の愛猫の闘病から得た経験によるものです

 

悪性リンパ腫は完治しない病気であると覚悟してください

 ペットの悪性リンパ腫の治療のゴールはあくまで「寛解」、

 つまり延命を目的としたものであると理解してください。

 運よく寛解まで持ち込むことができてもほぼ再発します。

 

◎進行が早いタイプか遅いタイプか

 High Grade(高悪性度・低分化型)は極めて進行が早くこの診断が

 下されたペットの余命は僅かです。

 若ければ若いだけ病気の進行も早まります。

 私の愛猫は2歳11か月の時点で悪性リンパ腫・高グレードと診断され

 余命半年から1年と宣告されましたが実際は4カ月の命でした。

 抗癌剤が一切効かない癌の威力に圧倒されるほどの破壊力でした。

 

抗癌剤の後にくるもの

 抗癌剤が効かない場合、残された手段は放射線ステロイド程度しか

 ありません。

 飼い主の心情としては何としても助けてあげたい気持ちになるでしょうが、

 人間とペットでは放射線治療への負担が段違いです。

 ペットの場合は毎回全身麻酔をかけた後に強い放射線を当てます。

 その方法がペット、特に猫にとってはどれだけ精神と体に強い負担を

 かけるか察して余りあります。

 これが劇的に効果を出すのであれば心を鬼にして治療に向かう飼い主さんが

 少なくないと思いますが、抗癌剤に屈しなかった癌が放射線に果たして

 どこまで反応するのか冷静に検討して欲しいと思います。

 医者が放射線治療を進めたとしても、それはペットの今後を第一に

 想っての発言ではないかもしれません。

 治らない病気にかかっているペットの命とどう向き合うか

 よく考えて決断する必要があります。

 私も悩みに悩みましたが放射線治療は断念しました。

 そしてその決断は正しかったと確信しています。

 

 ステロイドリンパ系悪性腫瘍については抗腫瘍効果があります。

 抗癌剤を使えなくなった後はこれに頼るしかなくなりますが、問題は

 日に日に効果が薄れ服用量が増えていくことです。怯むほどの量を

 服用させなくてはならなくなりますが、これ以外頼るものがない以上は

 飲ませるしかありません。

 やがて長期多用したことによる副作用が出始めます。

 私の愛猫の場合はまず鼻水(いわゆる青っ洟)が常時出るようになり

 ました。続いて耳の中のただれと痒みが始まりました。

 これは抗生物質を服用することで鎮静化しますが、止めるとまた出ます。

 

◎痛みに備える

 悪性リンパ腫は基本的に痛みがない病気と言われています。

 私の愛猫も強いだるさがあったようで長時間眠るようになったものの

 平素は痛みを感じていないようでした。

 4カ月の闘病期間に5回ほど強烈な痛みに苦しんだ時がありましたが、

 これは癌がぶわっと肥大化した時に起きた痛みだと推測します。

 痛みが出てから通院の準備を始めたのではペットへの負担も大きい

 ですし、夜間にその時がきたらなにもできない時間が過ぎていきます。

 現時点で痛みがないとしても念のために鎮痛剤の処方をお願いして

 ください。

 座薬を処方されたら念のため経口投与の薬も出してもらってください。

 座薬を全く受け付けない子もいるためです。

 

 

ざっくりですがペットを癌で亡くした経験者として思いつくことを

書いてみました。

抗癌剤の治療というのはどの病院でどの先生にお願いしても同じ対応を

されるようです。つまり悪性リンパ腫に対して打つ手は限られていると

いうことです。

そして殆どのペットたちが短い闘病期間を経て亡くなっている筈です。

私の担当医もそういった経験を重ねるうちにある意味麻痺した部分も

あるのか細かい説明はしてもらえませんでした。先生の目には愛猫が

死へのカウントダウンに入った救い難い存在に見えていたように

思います。

病気が末期になるまでよく理解できない部分を抱え不安な気持ちで

通院していたあの日々を思い出します。

今後どういったことが起きるのか、どういった対応法があるのか殆ど

説明がなかったため痛みへの対処が全くできなかったことに今でも

後悔が残ります。

もしかして助けられるのではないかと一縷の希望を胸に頑張りましたが

助かる見込みなど最初からありませんでした。

それを最初から知っていたならまた別の対応ができたかもしれないと

詮無いことを思ってしまいます。

 

助けられない命なら極力苦痛を少なくしてあげて欲しいと思います。

飼い主にできることは何があっても負けずに愛する対象を見守り続ける

ことのみです。

 

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